154回の簿記2級に独学で一発合格した勉強法について紹介しました。
でも試験でミスを連発したら元も子もありません。
がんばって勉強した成果をムダにしたくないですよね。
時短やミスを減らすのに役立つポイントを紹介していきます。
- 試験時間に解き終わらない人
- 見直しに時間がかかる人
- 見直してもうっかりミスがある人
どんな試験でも使えるポイントと簿記の試験で使えるポイントに分けて紹介しています。
試験自体が久しぶりという方は、試験全般のポイントにも目を通してみてくださいね。
【試験全般】解くときのポイント
簿記にかぎらず、どんな試験にも使える基本的なポイントです。
いつも時間が足りない人や見直しが苦手な人は意識してみてください。
簿記の試験では具体的にどのように気をつければよいかも書いています。
①大問をすべてざっと見る
ざっとですよ、ざっと!読み込んではNGです。
- 仕訳は文章長くてややこしそう
- 大問2は為替と商品有高ね
- 大問3に連結会計!
- 大問4の原価差異は時間かかるかも
- 大問5は本社と工場があるな
それぞれの大問でなにが聞かれているかを見ておきます。
めくったら苦手な問題でパニックとならないように、最初に全体を見ておきましょう。
②わからない問題はとばす
前から律義にやっていたら間に合いません。
解ける問題を確実に解いて点数をかせぐのが大切です。
それなら、試験本番までにとばせるように練習しましょう。
練習方法は「10秒たっても解き始められない→とばす!」
過去問を解くときからクセづけるとよいですよ。
③とばした問題・不安な問題にマーク
とばしっぱなしは見直しに時間がかかります。
あとですぐにわかるように問題の横にマークをつけておきましょう。
私はとばしたり自信がない問題には☆マークをつけています。
☆マークから見直しできるので時短になりますよ。
④問題文のキーワードに〇や_を書く
ミスをふせぐ&見直しを早くするためです。
- 単価や為替相場などの金額
- 先入先出法・平均法などの計算方法
- 期初・期中・期末などの時期
頭だけで問題文を読むと間違えてしまいます。
手をつかってキーワードを見つけるのが大切です。
【簿記】解くときのポイント
次は簿記の試験で時短になったりミスを減らす方法を紹介します。
3級を受験した方は実践していることも多いかと思います。
やっていなかった!という人は2級の試験では試してみてくださいね。
①仕訳は略字
勘定科目って漢字ばかりで書くのに時間がかかりますよね。
メモの仕訳の勘定科目はどんどん略しましょう。
- 当座預金→当
- 繰越商品→くり
- 減価償却累計額→るい
ボックス図もテキストでは「月初仕掛品」「当月投入」などと書いてあります。
試験では「月初」「当月」のように減らしましょう。
慣れてくれば基本的なボックス図なら数字だけでも問題ありません。
注意点として、あとからわかる範囲で略しましょうね。
- 売上や売掛金を「売」や「うり」
- 貸倒引当金や貸付金を「貸」や「かし」
②計算用紙は大問2・3で使う
簿記2級では計算用紙としてA4用紙1枚が与えられます。
私は計算用紙を大問2と3のみに使いました。
ほかの問題のメモは問題用紙のすべて余白に。
大問2と3はたくさんの仕訳→計算して解答ということが多いです。
文字が小さいと数字の転記ミスにつながります。
- 表と裏にまたがって仕訳を書く
- バラバラの用紙に仕訳を書く
大問2と3の仕訳はかならず1枚で見られるようにしましょう。
それだけでグッとミスが減りますよ。
③未処理事項の金額は精算表の横に記入
未処理事項の売掛金や建物の金額は、引当金の計算や減価償却費の計算に影響します。
差し引きせずに計算したら間違ってしまいます。
未処理事項の仕訳をしたらすぐに精算表の横に金額と±を書いておきましょう。
最後のあがき!空欄は絶対につくらない!
空欄だと0点ですが、書けば点数につながる可能性があります。
絶対に空欄は作らないようにしましょう。
表をうめる問題では、どこに配点されるかわかりませんからね。
空欄を作らないように粘った2点で合否がわかれるかもしれませんよ。
まとめ 【簿記2級】試験でミスを減らすためのポイント
【試験全般】解くときのポイント
- 大問をすべてざっと見る
- わからない問題はとばす
- とばした問題・不安な問題にマーク
- 問題文のキーワードに〇や_を書く
【簿記】解くときのポイント
- 仕訳は略字
- 計算用紙は大問2・3で使う
- 未処理事項の金額は精算表の横に記入
大人になると試験を受ける機会が減りますよね。
模試などは受けなかったので試験当日にぶっつけ本番でした。
試験会場の空気や緊張であせってしまうと思います。
過去問を解くときから、時短・見直しを意識していきましょう。
私なりの試験の解き方なので、解きやすいように自由にアレンジしてくださいね!
この記事が合格への手助けになればと願っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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