開腹手術をすると腸やほかの部位がくっつく癒着が起こります。
そのため腸がせまくなったり動きがにぶくなって、腸閉塞につながりやすいのです。
いままでどおりの食事では体調をくずしてしまうことも。
不安にならず、楽しく食事したいですよね。
今回は私がさけている食材や気をつけている食材を紹介します。
腸閉塞に悩んでいるあなたが、少しでも食事に前向きになってもらえたら嬉しいです。
- 開腹手術の経験がある人
- 手術して食べもので体調をくずす人
- なにを食べたら大丈夫なのかわからない人
すべての方に当てはまるわけではありません。
体質的に合わない場合やアレルギーなどはご自身で注意してください。
食べる場合は「少量、自宅などストレスのない場所」から試しましょう。
個人差は大きいのに紹介する理由
同じ手術をした後に同じ食べものを口にしても、腸閉塞になるかどうかは個人差があります。
もともとの体質や腸の長さ、癒着した部分がちがうためです。
あなた自身が試してみて、カラダと相談しなくてはいけません。
だけど今回、私の個人的なNG食べものなどを紹介していきます。
それは症状が出るたびに「ほかの人はどうしているのかを知りたい」と思っていたからです。
腸閉塞は開腹手術(腹腔鏡も)した人は頭に入れておく症状です。
でも個人差がありすぎるので、腸閉塞についてだけ書かれた書籍はありません。
ほかの人はどうしているのか、何を食べているのかの情報が少ないのです。
腸閉塞は食べてみてから症状が出てきます。
「もう固形のものなんて食べないー!」と痛むお腹をかかえて泣きわめいたこともあります。
この記事の食べものを見て、口にする前の参考にしてもらえたら幸いです。
腸閉塞の予防の食品のえらび方
食べてはいけないものは基本的にはありません。
でも食べすぎたり、体調が悪いときには食べない方がよいものはあります。
消化の良いもの 控えて欲しいもの たんぱく質 肉類 牛赤身肉・豚赤身肉・皮なし鶏肉・鶏ささ身など 油の多い料理(ビフテキ、カツレツ、トンカツ、唐揚等)・脂肪の多い肉(豚バラ、霜降り肉、ロース、ベーコン)
など魚類 白身魚 いか・たこ・干物 など 卵 鶏卵 ・うずらの卵など 豆類 豆腐・高野豆腐・こしあん・ ひき割り納豆など 大豆・小豆・つぶあん・おから 糖質 穀類 軟飯・粥・食パン・うどん・ マカロニ・スパゲティなど 玄米・赤飯・ラーメン・とうもろこしなど 芋類 じゃがいも・里芋・長芋など さつま芋・こんにゃくなど 果物 りんご・もも・バナナ・缶詰類・コンポートなど 脂質 油脂 バター・マーガリン・マヨネーズ・食物油など ラード・ヘッド・油の多いドレッシング・油の多い料理(フライ・天ぷら・中華料理)など ビタミン ミネラル 野菜 軟らかく煮た野菜(かぼちゃ・人参・ほうれん草・キャベツ・大根など) 硬い繊維の野菜(ゴボウ・たけのこ・レンコン・ふき・セロリ・わらびなど) きのこ 香味野菜(うど・みょうが・ にら・漬物)など 海藻 のり佃煮など わかめ・昆布・ひじきなど その他 嗜好品 番茶・ミルクセーキ・麦茶 など アルコール飲料・炭酸飲料・コーヒー・塩味、甘味、酸味の強いものなど 菓子 ビスケット・ゼリー・プリン・カステラ・米菓子・ウエハースなど 揚げ菓子・辛いせんべい・チョコレート・生クリームの多いケーキなど
慣れないうちはまずこういった表を見て、食べるものをえらんでくださいね。
実際に食べてみて
2回目の手術をしてから、食事のあと腹痛を頻繁に起こしていました。
しかし幸いなことに、腸閉塞で入院とまではいかずにこの5年ほどすごせています。
ご自身の状態と照らし合わせながら読んでもらえたらと思います。
NG(絶対食べない)
食べると毎回、腹痛や気持ち悪さを起こしてしまった食べものです。
腹痛の度合いもひどく、トイレに数十分こもっても苦しいときも。
私の中のNG食材として絶対に食べなくなりました。
- こんにゃく
- 玄米・押し麦
- 担々麺
- ローストンカツ・メンチカツ
- ひきわり以外の納豆
やはり繊維の多いもの、脂の多いものですね。
こんにゃくや押し麦など好きなものもありました。
でも詰まるのはさけたいので、いまは一切食べていません。
量に気をつけながら食べるもの
体調や量によって症状が出た食べ物です。
一度に食べすぎないようにしたり、連日食べないように気をつけています。
- 繊維の多い野菜(ニラ・エノキ・ごぼう・タケノコ・レンコンなど)
- ワカメ・海苔の海藻類
- トマト・ナスの皮
- うなぎ
- 天ぷら
- ファーストフード
- ドーナツ・アイスクリーム
皮?と思われるかもしれませんが、じつは消化がよくないのです。
湯むきしたりピーラーでまだらにむいたりしています。
うなぎはコチラに入れていますが、現在2アウト。
大好きで大好きで仕方ないので、まだ気をつけながら口にしています。
次に腹痛が起きたらさすがにNG食材の仲間入りです。
気にせず食べるもの
よく注意食材になっていても、私はあまり症状が出ないのでふつうに食べているものです。
あくまでも私の場合です!食べるときは十分気をつけてくださいね!
- きのこ類(シイタケ・シメジ・エリンギなど)
- キムチなどの辛いもの
- チョコ・ケーキ
- カフェオレ
- いりごま
エノキ以外のキノコは大丈夫でした。
キノコがNGとなる方も多いですが、相性がよかったようです。
もともとブラックコーヒーが飲めないので牛乳が多めです。
ブラックコーヒーは刺激が強いので飲みすぎないようにしてくださいね。
NG食材を知るためには食事の記録を!
開腹手術をすると腸閉塞になるリスクが高まります。
手術をしてからは毎日の食事の記録を取っておきましょう。
腹痛や気持ち悪さが出たときに、どの食べものが影響していたか気づくことができます。
朝:トースト×2、サラダ、目玉焼き
昼:きのこの和風パスタ(外食)
夜:鮭の塩焼き、トマトの和え物、豆腐とワカメの味噌汁
間食:カフェオレ、アイスクリーム
品目ごとに細かく書かなくてもかまいません。
続けられる範囲で記録していきましょう。
外食は量も脂も多く影響しやすいので、わかるようにしておくといいですね。
私はこの食事の記録を4年ほどつけています。
データが増えると「前回もこの食べもので体調をくずした!」と発見しやすくなりますよ。
日記や記録が苦手な方は日記を続ける3つのコツ!3回やめた私が続いているワケを参考にしてみてくださいね。
まとめ 【腸閉塞】NG食べもの・気をつけている食べもの
- こんにゃく
- 玄米・押し麦
- 担々麺
- ローストンカツ・メンチカツ
- ひきわり以外の納豆
- 繊維の多い野菜(ニラ・エノキ・ごぼう・タケノコ・レンコンなど)
- ワカメ・海苔の海藻類
- トマト・ナスの皮
- うなぎ
- 天ぷら
- ファーストフード
- ドーナツ・アイスクリーム
- きのこ類(シイタケ・シメジ・エリンギなど)
- キムチなどの辛いもの
- チョコ・ケーキ
- カフェオレ
- いりごま
食事は栄養をとるためだけでなく、毎日の楽しみや親しい人との交流にもなります。
体調をくずすかも…というストレスを少しでもへらして、食事を楽しんでもらえたらと思っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いいなと思ったらポチッとしてもらえると喜びます!
にほんブログ村