2021年の3月のフリープレイに衝撃が走りました。
発売1年未満の大型タイトル「ファイナル・ファンタジーⅦ リメイク」がラインナップに入ったのです。
定価で買うにはちょっと高い…と敬遠していましたが、フリープレイなら!と思ってダウンロードしてみました。
そしてなんとか……本当になんとかストーリーはクリア。
あまりにモヤモヤしてしまったので、「ガッカリ」をメインにしたブログを書こうと思います。
- 当時のFF7が大好き
- FF7とリメイクのちがいを知りたい
- FF7リメイクをプレイするか悩んでいる
FF7とのかかわり
「ファイナル・ファンタジーⅦ」は1997年1月31日に発売されたタイトルです。
FF7とのさいしょの出会いは、たしか小学生でした。
親がゲームをする家庭だったことや有名タイトルのナンバリングということもあって、発売間もなくプレイしていた記憶があります。
当時、はじめてのCGにとっても感動しました(今見ると超カクカクのポリゴンなんですけどね)
その後も中学生、大学生にも懐かしくなってプレイ。
さらに結婚してからもアーカイブスでPS3にダウンロードして、同い年の旦那と当時を思い出しながら楽しみました。
子どもの頃の強烈なゲーム体験、両親や旦那とのなつかしい会話につながる思い出深い作品です。
だからこそ、FF7リメイクをプレイしてガッカリしてしまったのは、思い出に引きずられているからかもしれません。
「昔の方がよかった」なんて懐古厨のスタンスのブログになってしまいますが、それでもいいよ!って方はどうぞ!
FF7(原作)とちがうところ
まず、原作のFF7とリメイクのちがいを。
ストーリーの内容に関することはネタバレになってしまうので避け、システム面や公式から発表されている部分を紹介します。
戦闘システム
戦闘システムは原作からガラッと変更されています。
- コマンドバトルからアクションバトルへ
- 召喚獣も一定時間いっしょに戦闘
- 武器の熟練度でアビリティ獲得
いくつか変更はありますが、イチバン影響の大きいアクションバトルについて話していきますね。
FF7リメイクでは、日本のRPGによくあったコマンドバトルから、攻撃をよけながら戦うアクションバトルになりました。
通常攻撃を与えながらATBゲージをため、ゲージがたまったらバトルコマンドを使うシステムです。
通常攻撃は少しのダメージしか与えられないので、ATBゲージを消費するバトルコマンド(アビリティや魔法、アイテムなど)が非常に重要になります。
各キャラクターに特徴もあり、遠距離攻撃が得意だったり魔法攻撃がメインだったり。
敵や状況にあわせてキャラクターを切り替えながら戦う場面が出てきます。
サブクエストがある
海外のオープンワールドゲームのように、メインのストーリーとは別に寄り道のサブクエストが設定されています。
原作にもサブクエスト的な「やらなくてもクリアできる」エピソードはありました。
でもFF7リメイクでは、メニュー画面からサブクエストを確認して、現在のチャプターではどのサブクエストがあるのかわかるようになっています。
プレイしているチャプターでこなせるサブクエストをすべてクリアすると、追加でちょっとした会話を楽しめることも。
反面、チャプター制になっているため、サブクエストができるタイミングがシビアな場合もあります。
ストーリーはミッドガル脱出まで
FF7リメイクは分作、つまり完結まで複数のゲームに分かれています。
今回のFF7リメイクのストーリーで描かれているのは、ミッドガル脱出まで。
原作では大きなダンジョンをこえて、初めてフィールドに降り立つところまでです。
そう、とーっても序盤!
イメージでは原作の1/5くらい(イメージですが)
パーティーメンバーも全員はそろいません。
FF7リメイクにガッカリしたところ
これからプレイする予定の方にとっては、マイナス面の紹介となってしまいます。
また、ネタバレは避けながら話していきますが、多少はストーリーの展開にもふれていきます。
プレイ前に公式以外の情報を仕入れたくない方は、ここでバックしてくださいね!
戦闘バランスが大味
アクションは人によって得意/不得意の差が大きいジャンルですよね。
FF7リメイクでは難易度の選択ができるようになっています。
難易度 | 特徴 |
CLASSIC | ・アクションは自動 ・コマンド選択のみ ・難易度はEASYと同じ |
EASY | ・進めやすいやさしい難易度 |
NORMAL | ・バトルを楽しめる標準の難易度 |
HARD | ・敵が強力になる難しい難易度 ・クリア後に選択できる |
アクションがニガテな方はEASY、アクションに慣れている方はNORMALがおすすめされていました。
私はゲームを日常的にプレイしますし、モンハンなどのアクションゲームの経験もあります。
だから迷わずNORMALでスタートしたんですよね。
でも途中でにっちもさっちもいかなくて…とにかく攻撃が痛いんです!
中盤あたりからはザコ敵にうっかり囲まれたら全滅、回復にいそがしく攻撃に手が回らないうちに全滅…。
アクションの爽快さよりもイライラが勝ってしまいました。
もう何度やっても進めないのでチャプター11からEASYに。
そうしたら、今度はHPが全然減らずにあっさり倒せちゃったんです!
EASYとNORMALの差が大きすぎて、拍子抜けでした。
戦闘中の文字が小さくて見えない
キャラクターのHP、敵の名前や強力な技の名前の文字が小さくて小さくて。
ボスに部位が設定されていて部位破壊をねらう場面も出てくるので、名前が見えないとすごく困るんです。
アクションだから自分も敵も動きまわるため、余計に見えない始末。
ボス戦のたびにストレスたまりまくりでした。
おつかい的なサブクエスト
メインストーリーは原作FF7の序盤までということもあって、1本のゲームにするにはボリュームが足りません。
そのため、サブクエストを追加してボリュームアップさせています。
別にサブクエスト自体がいらなかったとは言いません。
クスリと笑える内容や、クラウドたちの性格を深堀りするにも役立っている場面もありましたし。
でもいかんせん、おつかい要素が強くてめんどうなんですよね。
ワープも終盤までは使えないから移動に時間もかかりますし、マップが複雑なため目的の場所を探すのも手間取ります。
しかもサブクエストの数がまた中途半端で…。
サブクエストのあるチャプターは限られていて、そのチャプター内で1~9個、全体で30個以下なんです。
おつかい的でめんどうな割りには多いし、多すぎるからとスルーするには少ない。
やらなきゃモヤモヤする数で、惰性でやってしまう数なんですよね。
正直、せっかく作りこんだマップがあるのだから、簡単なサブクエストの数を増やしてオープンワールドのようにすればよいのになぁと感じました。
レッドXIIIを戦闘で使えない
原作FF7では、レッドXIIIは神羅ビルでパーティーに加わってくれます。
でもFF7リメイクでの神羅ビルは終盤のダンジョンで、クラウド・バレット・ティファ・エアリスの4人はレベルが上がっている状態です。
たしかに、その時点でレッドXIIIが入ってきても戦力外になりやすいのはよくわかります。
だけど、完全に操作できない、でも戦闘には参加する…というのは非常にモヤモヤしました。
戦闘モーションがなめらかで美しいからこそ、レッドXIIIを自分の手で動かしてみたかったなぁと思います。
納得できないストーリー変更
今作はリマスターではなくリメイクなので、変更があるのは仕方ないと思っています。
原作は20年以上も前の作品なので、今の表現に適さない場面もありますしね。
リメイク | ・「再び作り直す」の意味 ・システムやストーリーが大幅に変わることもある |
リマスター | ・「再び調整する」の意味 ・最新技術で映像を調整する ・追加はあっても内容は変わらない |
なんていうか私がプレイして思ったのは「キャラクターが薄まったなぁ…」ということ。
「許すことが美徳」「生きている=ハッピーな分岐」みたいな印象を感じました。
正直、序盤のクラウドたちが犯罪者で一般の人々を危険な目に合わせているのは事実です。
その部分はしっかり描くべきだったんじゃないかなって…少なくとも原作では報いは受けていますからね。
それに、分作にした結果、いったんクライマックスを用意する必要が出て取っ散らかった印象でした。
最後は夫婦そろってポカーン…。
戦闘システムやサブクエストのモヤモヤなんて吹っ飛ぶくらいのガッカリでした!
FF7リメイクのよかったところ
ガッカリしたところをつらつらとたくさん書きましたが、もちろんよかったところもありました!
20年以上の月日を経て、ゲームの進化を実感できる作品でしたね。
CGがものすごく綺麗
FF7が発売された当時、初めてのCGに本当に驚きました。
今作FF7リメイクの映像も、とにかく綺麗で綺麗で。
ゲームというより映画を見ている感覚になるくらい、全編通して美しかったです。
街の再現度が素晴らしい
ミッドガル脱出までと原作では短いストーリーですが、その期間に訪れる場所は印象深いものばかり。
- 7番街スラム
- ウォールマーケット
- エアリスの家
- 神羅ビル
20年前は定点カメラだった街並みも、リメイクでは360℃見回すことができます。
しかも細い裏道や建物内まできっちり再現されているんです。
再現度が高すぎて本当に街中を歩いている感覚になり、方向音痴な私は迷ってしまうくらいでした。
エアリスがめっちゃかわいい
子どもの頃、エアリスよりもティファ派だったんです。
昔からの幼馴染をひいき目に見てしまいがちで、突然あらわれたエアリスはいいイメージがなくて。
FF7リメイクでは、細かい動きまで近くでみることができます。
そうしたらまぁ~エアリスがかわいくて仕方ないんです!
上目遣い、小首かしげ、「大丈夫~♪」って言ったそばからコケる笑
声優の坂本真綾さんの演技もあわさって、エアリスの魅力を理解できるようになりました。
アバランチメンバー3人とのチャプター
原作ではバレット、ティファ以外のアバランチメンバー(ビックス、ウェッジ、ジェシー)とのかかわりは少ないです。
クラウドのことを信頼してくれている描写があっても、その根拠が薄いというか。
FF7リメイクでは、この3人と行動するチャプターがあるんです。
サブクエストじゃなくてメインストーリーなので、かならず彼らとふれあいます。
この追加ストーリのおかげで性格や考え方を知れますからね。
なにより、ピンチを何とかしてくれるクラウド!そりゃあ信頼するよねって自然と思えます。
ストーリーに関しては水増し感の多いFF7リメイクではありますが、この3人とのチャプターは見られてよかったですね。
まとめ FF7リメイクをやったらガッカリした話
- 戦闘バランスが大味
- 戦闘中の文字が小さくて見えない
- おつかい的なサブクエスト
- レッドXIIIを戦闘で使えない
- 納得できないストーリー変更
思い出深いFF7。
リメイクされ、それがついにフリープレイできると知って本当にワクワクしていました。
映像はたしかにとっても綺麗で、あのカクカクポリゴンからの進化!と感動したのも事実です。
でも、ゲームとして面白かったか?と聞かれたらノーでした。
FF7だったから最後までプレイしましたが、新規タイトルの作品だったら途中で投げていたでしょうね。
隣で見ていた旦那も「ストーリーがもうよくわからぬ…」としょぼくれていましたし。
原作FF7が好きでこれからプレイする方は、なんでも受け入れる広い心を持って挑んでくださいね!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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