あらかじめ決まった入院だと、個室か大部屋かえらべます。
お値段もけっこう変わるから悩みますよね。
私はどちらの病室も経験したので、選ぶときのポイントをおつたえします。
- 入院が決まっていて病室を悩んでいる
- 家族の病室を決めなくてはいけない
悩んでいる方の参考になれば幸いです!
個室か大部屋か選ぶときのポイント
これから上げるメリット・デメリットと一緒に考えてもらいたいことがあります。
それは、他人と一緒にいることについての考えです。
私は一人でいることが好きなので、元気なときでも一人でいるのが平気です。
でも逆に、一人でいること自体がつらい方もいますよね。
メリット・デメリットでよく出てくる「気楽」「気をつかう」が、自分に当てはまるのかを考えながら読んでくださいね。
まずは一般的によく言われている個室と大部屋のメリット・デメリットについて紹介します。
個室について
- 他の人がいないから気楽
- 病室でのお見舞いも可能
- トイレがある部屋だと安心
- 高い
- 同室の人と会話、情報交換ができない
個室のメリットはとにかく気楽なことです。
その分お値段が上がってしまうのが気になるところですよね。
大部屋について
- 値段が安い
- 情報交換できる
- 気が合えば退院後も交流がある
- 同室の人次第で快適さが変わる
- まわりの迷惑になっていないか気になる
大部屋は値段を安くおさえることができます。
コミュニケーションが好きな方は情報交換もできますよ。
一人でいるのが落ち着く場合はつらいかもしれません。
両方とも入院した感想
私の入院経験は個室3回、大部屋1回です。
すべて境界悪性卵巣腫瘍の治療のためですが、空き状況によって婦人科以外の病棟だったこともあります。
※これから紹介することは病院によって規則が違う場合があります。ご了承ください。
個室の感想
- とにかく気楽
- ナースコールを我慢しなくてよい
- トイレがあるとさらによい
自分だけの部屋なので、とにかく気が楽でした。
テレビやゲームも、音量に気をつければイヤホンなしでOKです。
病室にお見舞に来てもらえます。
手術をすると麻酔が切れた痛みで何度も看護師さんを呼ぶことになります。
個室だと自分だけなので、まわりに遠慮せず看護師さんに頼ることができます。
トイレが同じ部屋にあると、手術前に下剤を使うときも近くて安心でした。
- 値段が高い
- 病室を出たときの防犯が心配
とにかく値段がネックです。
個室の代金は高額療養費制度や医療費控除の対象外なので、全額自費です。
入院期間が長くなるほど出費がかさみます。
また、自分しかいないので部屋を空けるときに心配でした。
こまめにセーフティボックスを利用したり、貴重品はトイレにも持っていくような心がけが大切ですね。
大部屋の感想
- 安い
- トイレや洗面所が離れているから運動になる
私が入院したのは4人部屋でした。
お金がかかるのは治療費だけと思うと安心しました。
トイレは部屋にないし洗面所は使いにくい位置にありました。
そのため、ちょこちょこ歩けたのは良い運動になりました。
カーテン閉めて交流のない病院だったので、情報交換などは全くありませんでした。
いろんな科の患者がいる部屋だったからかもしれません。
- 周囲や自分の生活音が気になる
- お見舞は共有ルームで会う必要がある
大部屋は、周りとはカーテンで仕切られているだけです。
そのため、いびき、ビニール袋のガサガサ、スマホのバイブ、うなされている声など全部聞こえます。
同室の方の気遣いによって、ストレスが大きく変わります。
自分の出す音も迷惑になっていないか気にしてしまいます。
夜中だとナースコールを押すのをためらうこともありました。
お見舞に来てもらうときは共有ルームで会わないといけません。
部屋でゆったりお話するのは難しいですね。
まとめ 個室か大部屋かのポイント
- 個室は高いけど気楽→手術をするときによい
- 大部屋は気を使うけど安い→短期間の入院、症状が落ち着いているとき
手術をすると体への影響が非常に大きいです。
まわりに気をつかう大部屋だと、看護師さんを呼びにくく、つらい状態が長引きます。
個人的には手術をともなう入院のときは、個室の方が安心でした。
手術のない入院や、短期間の入院、病気やけがでも自由に動ける症状なら大部屋で問題ないと思います。
症状がそこまでつらくない状態でずっと個室だと、「一人でいる」ということがつらくなります。
会話をしなくても、まわりに人の気配があるだけで落ち着く感じがしました。
入院するときの個室か大部屋かは、ご家庭のお金の状況や入院する人の性格によって変わってきます。
実際に入院した感想が、えらぶ手助けになればよいなと思っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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