少年漫画ってバトルとかスポーツのイメージが強いですよね。
仲間が増えて、新しい敵が出てきて、新技で倒す!みたいな。
これから紹介する「ランウェイで笑って」は、少年漫画だけどテーマはファッション。
少年漫画とファッション?全然つながらない気がしましたか?
いやいや、とっても面白いんです!
- 胸が熱くなる展開が好きな人
- キレイな絵が好きな人
- バトル漫画に飽きてきた人
ランウェイで笑って ファッションがテーマの少年漫画
「ランウェイで笑って」は週刊少年マガジンで2017年から連載されている少年漫画です。
著者の猪ノ谷言葉先生はこの作品で連載デビュー。
- 2018年には「マンガ大賞2018」で6位
- 「次にくるマンガ大賞2018」のコミックス部門12位
- 2019年には「第64回小学館漫画賞」少年向け部門ノミネート
数多くの注目を集めている作品です。
ランウェイで笑って あらすじ
- 恵まれたルックスと環境。しかし身長は伸びず158センチ。それでもパリ・コレクションを目指す千雪
- 母子家庭、3人の妹。服作りが好きだが、金銭面からファッションデザイナーの夢を諦めていた育人
ふたりが出会い、育人が千雪に「着たときに魅力的に見える服」を作ることから、夢にむかう物語が動き出します。
『ランウェイで笑って』
週刊少年マガジンで連載中!1話目(今すぐ無料で読める!)↓https://t.co/ucY2hMnGBN
PV↓https://t.co/78xaKB8ZYm pic.twitter.com/M3b0MFNKMI
— ランウェイで笑って【公式】 (@smile_at_the_r) 2019年3月15日
ランウェイで笑って 面白いポイント
- 努力しあきらめない熱い姿勢
- 勝ち負けの出るファッションの世界
- 魅力的なデザインの服たち
努力しあきらめない熱い姿勢
この作品では、一握りの存在になるために努力し続ける人が何度も何度も出てきます。
育人は、持てる時間のすべてを使って、勉強も家事も捨てずにデザイナーの夢に向かいます。
千雪は、ハイパーモデルになるために、家でもハイヒールでウォーキングの練習をし雑誌やブランドへ売り込みを続けます。
大人になってみると、努力を続けることがどれほど難しいか、尊いかを感じます。
ライターの花森リドは、ショーに出演するモデルはランウェイで笑わないと前置きした上で、「ランウェイで笑って」という本作のタイトルは「ありえない」ことを意味している、と述べている[17]。
そう、本来は服を見せることがショーモデルの仕事。
ランウェイでは笑わないことが鉄則です。
それくらい「ありえない」ことに向かって努力し続けるストーリーなので、熱く興奮します。
キャラクターたちを自然と応援したくなるんです。
勝ち負けの出るファッションの世界
本来、ファッションは自由です。
何を着てもよいし、何を作ってもよい。
だけどこの漫画のメインは、これからデザイナーになろうとする人や自分のブランドをトップにしようとしている人。
芽を出そうとする世界には、評価が、勝ち負けが与えられます。
コレクションでの成功、展示会でのアピール、文化祭の結果、ステージに立てるか。
夢をつかむためには、多くの実績を積み上げなければなりません。
この勝ち負けがあるからこそ、ファッションをテーマとしながらも少年漫画らしい戦いや成長が描かれています。
拳は使いません。
必殺技も出せません。
敵の弱点をついてピンチを脱したりもしません。
でも、夢をつかむために勝とうとするキャラクターには、バトル漫画に引けをとらない熱い戦いがあります。
魅力的なデザインの服たち
テーマのファッションをより輝かせているのが、出てくる服のすばらしさです。
多彩なデザインの服がどんどん登場するので、どんな服を作ったんだろう!とページをめくるのが楽しみになります。
猪ノ谷先生の絵は華やかで美しいので、モノトーンでも迫力満点。
ほんの数センチの詰め方でシルエットが大きく変わる様子もていねいに描かれています。
単行本には「意外と皆が知らないファッション用語」のコーナーも。
ファッションについて詳しくなくても大丈夫ですよ。
色と動きがついたらさらに楽しめる作品だなぁと思います。
2020年1月アニメ化!
ランウェイを歩く千雪を見られたのは、とってもワクワクしました。
でも原作の内容をバッサバッサとカットしているので、正直ダイジェスト版の感覚でしたね。
漫画が原作のアニメの場合、1クールでだいたい5~6巻分がちょうどよいと言われています。
「ランウェイで笑って」のアニメは、1クールで原作9巻までの内容が描かれているんです。
- ざっくり内容を知りたい
- 作品の雰囲気を知りたい
原作を読んだことない方へのとっかかりアニメという印象でした。
アニメを見て面白いなと思ったら、絶対に原作を読みましょう!
登場人物の心情の描き方が秀逸なので、アニメよりも胸が熱くなれますよ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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