HSP(Highly Sensitive Person)とは「とても敏感な人」のこと。
テレビや書籍でも取り上げられて、知られるようになってきた気質です。
私も今年の初めにHSPを知り、HSPだと自覚しました。
この記事では、自覚してから半年ほどの「HSPとしての向き合い方」を紹介していきますね。
- 最近HSPだと自覚した人
- HSPの向き合い方を知りたい人
- 自分のことは後回しにする人
私は武田由紀さんの著書でHSPについて知りました。
武田由紀さんは「世界一受けたい授業」のHSP特集で出演された方です。
HSPとの向き合い方
HSPだと自覚したからと言って、劇的に生活がよくなることはありません。
HSPは性格でも病気でもなく、気質(背の高さや声の低さと同じ)なので変えられないのです。
でも自覚することで、自分の体調や気持ちの変化を知って向き合えるようになりますよ。
一言でHSPと言っても、ひとりひとり刺激への反応はちがいます。
私の特徴をあげているので、あなたの特徴と照らしてみてくださいね。
- 人混みが苦手
- 大人数の会話が苦手
- 音が入り込む感覚
- 空腹に極端に弱い
- 格闘技は痛そうで見れない
- 妄想、シミュレーションが多い
ほかにも、光や肌にさわるものに対してとても敏感な方もいます。
まずは自分の特徴をつかんでおくことが大切です。
日ごろから気をつけていること
疲れをためないように日ごろから気をつけていることを紹介します。
HSPの人は気づかずに疲れをためこみがち。
ストレス解消!と意気込むよりも、日常の中で疲れない工夫をしていく方が合っていると実感しています。
日光を浴びる
日光を浴びることでセロトニンが作られます。
セロトニンは幸せ物質、不足するとうつ病になることもあります。
朝起きたらまずカーテンを開けるようにして日光を浴びましょう。
とくにHSPの人は天気や季節の変化を受け止めるのが上手なので、朝から明るい気持ちになれますよ。
外の空気にふれる
家の中のこもった空気は気分を沈ませやすいです。
なので天気のよい日はかならず換気をしています。
締め切った部屋と照明では、どうしても窮屈に感じてしまいますからね。
睡眠時間をけずらない
傾向として、HSPの人はロングスリーパーが多いです。(ロングスリーパーとは睡眠時間が9時間以上必要な人のこと。)
睡眠時間が不足すると、体調や気分に大きく影響します。
忙しくても睡眠時間をけずるのはやめています。
小腹を満たすものを用意する
私は空腹がニガテなタイプなので、すぐに食べられるものを用意しています。
持ち運びできたり、開けてすぐ食べられるものがよいですよね。
- キットカット
- 玄米ブラン
- ミニようかん
- 冷凍ごはん
家の中では甘いものよりも食事系のほうがオススメです。
甘いものは血糖値が上がって食べすぎになりやすいですし、食べすぎると気持ち悪くなってしまいますからね。
ワイドショーを見ない
ワイドショーは基本的に不安をあおる内容や感情的な内容が多いです。
視聴率のためにショッキングな映像や音声を使っているので、テレビをつけているだけでぐったりしてしまいます。
HSPの人はワイドショーを極力見ないようにするだけで、疲れがぐっと減りますよ。
私は緊急事態宣言が出たあたりから、ワイドショーを見なくなりました。
情報はネットや新聞で手に入りますから問題ありませんよ。
予定を詰めこまない
あなたは連休があったらどのように予定を組みますか?
スケジュールがうまっていないと不安という人もいると思いますが、HSPの人はゆっくりする時間を持つことがとても大切です。
連休の最終日まで遊びたおすのはやめましょう。
また、人と会ったり遠い場所に行く場合は、なるべく1日おきに予定を入れています。
連日だと疲れがどっと出てしまうので、回復する時間を多めにとっておくのがポイントです。
疲れのバロメーターを知ろう
HSPの人はアンテナを張っているので疲れやすいです。
その上、周りの刺激には敏感なのに、自分の気持ちには鈍感なこともあります。
自分の中で「疲れているな」と判断できるバロメーターを知っておくと、早めに対応できますよ。
イヤホンをしたくなる
疲れてくると、他人の話す声や食べる音などが自分の中に入り込んでくる気がします。
その感覚のときは音が聞こえるとイライラしてしまうので、イヤホンをして外出してしまいます。
外に出るときにイヤホンが必要になると、敏感になっているなと判断します。
判断が悪くなる
家事をしているときによく出ます。
- 食材を切る順番を間違える
- 次々と別の場所の整理を始めてしまう
- モノを落としやすい場所で作業をする
仕事でも起こりましたが、家事の方がミスは圧倒的に多かったです。
外では気を張ってミスをしないようにしているのでしょうね。
考えることがめんどうになる
考えがまとまりにくいことから始まって、疲れがたまると考えること自体がめんどうになります。
自分ひとりの食事ですら、何を食べるのか決まらないことも。
ここまで疲れがたまると戻るのが大変なので、できれば考えられるうちに対処したいですね。
疲れたときの対処法
どれだけ気をつけていても、疲れてダウンしてしまうときもありますよね。
疲れてしまったときの対処法は先に知っておきましょう。
ダウンしてからでは調べる元気もなくなってしまいますからね。
ひとりの時間をつくる
HSPの人は、まわりの人やモノからの刺激をどんどん感じとってしまいます。
ひとりでほっと一息ついて、刺激の少ない時間をつくりましょう。
- お風呂でリラックスする
- ひたすら好きな曲を流す
- お昼寝の時間をもつ
SNSから離れる
SNSでは不特定多数の人の書き込みを目にします。
どんどん流れる情報に焦りや嫌悪感をおぼえることもあるでしょう。
適度な距離を保つのがSNSを楽しむコツですが、疲れていると小さなことでも気にしてしまいますよね。
なんだか弱っているなぁと感じたら、SNSをいったんお休みするのもアリですよ。
カラダを動かす
カラダが疲れておこる疲労は眠れば治ります。
寝てもぐったりするときは、疲れているのは頭の方なんです。
頭が疲れているときは、カラダを動かしてみるとスッキリしますよ。
このとき、ウエイトトレーニングなどのハードな運動よりもリズム運動をオススメします。
- 天気がいいときにウォーキング
- 軽めのサイクリングorエアロバイク
- ダンスエクササイズ
同じことをくりかえすリズム運動は副交感神経を高められるので、ぐったりした疲れを解消させられますよ。
モヤモヤした気持ちを書き出す
疲れがマックスまで進むと考えるのがめんどうになります。
そうすると、何が疲れの理由なのかがわからなくなってしまうのです。
なんだか疲れる、気持ちがふさぐ…こんなときはモヤモヤを書き出してみましょう。
個人的には誰にも読まれない場所に書くのがよいと思っています。
ブログやSNSに書き込むとまわりに心配させてしまって、余計に心苦しくなることも。
まとめ HSPと自覚してからの向き合い方
【日ごろから気をつけること】
- 日光を浴びる
- 外の空気にふれる
- 睡眠時間を削らない
- 小腹を満たすものを用意する
- ワイドショーは見ない
- 予定を詰めこまない
HSPは病気ではなく、「刺激に敏感」というだけなんです。
自分は疲れやすい、敏感なんだとわかって日常を送るだけで、ぐっと楽になりますよ。
私はHSPと知ってムリをしないように気をつけたら、自分を責めることが減りました。
気軽にできることばかりなので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いいなと思ったらポチッとしてもらえると喜びます!
にほんブログ村