私は境界悪性卵巣腫瘍という病気で3回の手術をしました。
そして3回目の手術のあと、抗がん剤治療も経験。
今回紹介する闘病コミックエッセイ「元気になるシカ!」は、闘病中のツライ気持ちをやわらげてくれた一冊です。
- 癌になって不安で仕方ない人
- 手術の影響や副作用を知りたい人
- 病気の奥さんのフォローをしたい人
闘病エッセイコミック「元気になるシカ!」
今回紹介するのは「元気になるシカ!アラフォーひとり暮らし、告知されました」です。
ボーイズラブ作家、藤河るりさんの闘病記です。
藤河さんは卵巣がんでした。
私もよく似た病気の境界悪性卵巣腫瘍になり、告知をされました。
そして入院手術をして子どもが産めなくなりました。
病理検査の結果、抗がん剤治療も経験済みです。
元気になるシカ!ってどんな本なの?
藤河さん(以下シカさん)は空港で突然倒れ、検査をしたら卵巣がんの可能性でした。
手術をしてみたらやはり卵巣がんだったので、抗がん剤治療を行います。
副作用や術後のトラブルを経験して、元気になるまでが描かれています。
- シカの絵で深刻さがやわらぐ
- 副作用もクスっと笑える描き方
- マンガなので体調が悪くても読める
もともとはアメブロで書かれていた闘病まんがを書籍化した作品です。
現在は回復されて治療ブログはストップし、本業のまんが家さんとしてご活躍なさっています。
アメブロでも読めますが、単行本では50ページ以上の書きおろしも!
これから闘病をする人への本
こういう治療をするのか、こんな副作用が出るのか!
それを知っているだけで気持ちがだいぶ変わります。
治療中はつねに「自分だけこんなつらいのか」と思ってしまいがちでした。
でも「シカさんにも同じような症状が出ていた、こういう対処をしていた!」と思うことで、現実的に病気と向き合えるように。
そして、一番はご家族に読んでもらえたら良いですね。
あらかじめ症状をわかっておいてもらえるのは、すごく楽です。
「本に書いてあったから試してみよう」って言ってもらえたら、すごく助かります。
抗がん剤治療中は、「いま何日目!シカさんの本ではこんな副作用出てた!」という会話で症状を共有していました。
ちなみに、治療が無事に終了してからの仕事や日常生活についてつづった2冊目も出ています。
こちらも、同じようにさらっと読めて、いっしょに頑張ろうと思える作品ですよ。
仕事をされている方は、とくに共感できる内容となっています。
治療のあいだ、苦しいこともたくさんあると思います。
ひとりで抱えないでくださいね。
家族や友人、同じ病気の経験者に頼りながら、笑って元気になりましょう!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いいなと思ったらポチッとしてもらえると喜びます!
にほんブログ村