婦人科の手術はお腹に穴を開ける腹腔鏡手術が増えてきました。
でも悪性の可能性や腫瘍のサイズによっては、お腹を切る開腹手術になります。
私は3回の開腹手術を受け、回数をかさねるほどカラダの変化が残るように。
今回は開腹手術をしたあと、カラダの変わった部分についてお話ししていきます。
- 開腹手術への不安がある人
- ずっと残る変化があれば知りたい人
手術の内容
手術内容 | 開腹手術 |
麻酔 | 全身麻酔 硬膜外麻酔 |
術後の経過 | 片足の神経が一時的に鈍る (3回目だけ) |
手術の内容は3回とも同じでした。(腹腔鏡手術の経験はありません)
もう少し詳しく各項目について書いておきます。
手術内容
3回とも縦に切りました。
これは悪性腫瘍が広がっていた場合でも、術中にみぞおちまで切り開けるからです。
- 1回目・2回目→へそ下から7㎝ほど
- 3回目→へそ上から10㎝ほど
3回目は子宮や腸の一部の摘出もあったので長めに切っています。
へそ下は3回とも同じ部分を切りました。
麻酔
2種類の麻酔を使用しました。
- 全身麻酔→ドラマなどで見る麻酔 手術中の意識をとるもの
- 硬膜外麻酔→背中から注射して痛みをやわらげる麻酔
術後の経過
基本的に術後の経過は順調で、追加の手術や退院の延期はありませんでした。
でも3回目の手術のあと、左足に異常が出ました。
歩いていると急に力が抜けて、スコーンと転んでしまうんです。
1年ほど杖をついて歩くことに。
手術前はまったく問題がなかったので手術が理由だとは思いますが、原因は不明。
お腹を切ったのに歩けなくなるなんて…めずらしいケースだったみたいです。
3回手術した変化
手術をした直後に体調の変化が出るのは当たり前です。
この記事では、ガラッと変わって今も影響が残っていることを書いていきます。
不安にならなくても大丈夫、慣れれば仲良く付き合っていけますよ!
お腹がつまりやすい
1度でも開腹手術をすると癒着が起こってしまいます。
腸が変にくっついたり狭くなったりして、食べものがつまりやすくなるんです。
完全につまってしまうと腸閉塞になってしまいます。
足の筋力低下
手術をするとベッドで寝ている時間が長くなります。
安静に寝ている状態では、筋力は低下してしまいます。
- 1日で3~5%
- 1週間で10~15%
- 3~5週間で50%
入院がだいたい2週間ほどなので、それだけで20~30%ほど筋力が落ちてしまうんです。
しかも術後しばらくは運動する機会が少なくなるので、筋力がなかなか戻りません。
私は30%ほどの筋力低下を3回経験している状態です。
全身の中でも足の筋力低下を一番に感じています。
- 歩くと1キロほどで足が疲れる
- 足がむくみやすくなる
- 浮指になり踏ん張りがきかない
おへそがつぶれた
悪性腫瘍が転移していなければ、そこまで広く切らないと思います。
私は3回目の手術は摘出する部分が多かったので「へそ上~真横」を通って開腹。
おへその近くに傷跡ができてしまい、まわりの皮膚が固まっています。
半分ほどふさがっているので、おへそ掃除をしにくいのが地味に大変です。
切った痕がうずく
切った痕がうずいてかゆくなる日があります。
かさぶたが治りかけているときの感覚に近いですね。
「これから雨が降りそうな低気圧の日」は、とくに気になってついお腹をさわってしまいます。
ですが、かきむしって肌が荒れたり傷が開くほどにはなりませんよ。
気になるときは、乾燥しないようにクリームを塗っています!
まとめ 3回の開腹手術、カラダの変化
- お腹がつまりやすい
- 足の筋力低下
- おへそがつぶれた
- 切った痕がうずく
手術した直後の状態は、ネットや本でも情報があります。
でも年単位にわたる変化についての情報は少ないです。
手術のあとも、自分のカラダとはずっと付き合っていきます。
どんな変化が起きるのかを知っておけば、不安な気持ちでいる時間が減りますよ!
あなたが手術するとき、心づもりをして臨めるように願っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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