抗がん剤治療から1年半ほど経ちました。
髪の毛もだいぶ生えてきて、治療していたとわからないくらいです。
でも再発したら、抗がん剤治療がまた視野に入ってきます。
経験を忘れないように、また初めての人もイメージできるように、想像とちがっていたことを残しておこうと思います。
- 身近に抗がん剤の経験者がいない人
- 想像しだすと不安になる人
- 病気を描いたドラマや映画をよく見る人
ほとんど吐かない
抗がん剤治療といったら吐き気!とよく言われます。
たしかにムカムカした気持ち悪さが何度も起こりました。
でも4回の投薬の中で、実際に吐いてしまったのは1度だけ。(しかもほんの少量)
副作用を抑える薬は日々進化していて、きちんと飲んでいれば吐かずに済むことが多いのです。
私は吐く経験があまりなかったせいか、吐いてしまうことにかなり抵抗があります。
だから「トイレから出られない、枕元に洗面器を置いておかないと…」なんて想像をしていました。
薬の効果に助けられて、心配していた事態にならずに済みました。
副作用の薬も合うもの、合わないものがあります。
さいしょのクールで、薬を飲んだあとの体調や効き目を残しておきましょう。
次のクールを始めるときに、先生と相談しやすくなりますよ。
ツルツルの坊主にならない
ドラマや映画では、俳優さんや女優さんが役作りのために坊主にしていますよね。
そんな印象から、副作用で脱毛が起こると聞いて、ツルツルの坊主になると思っていました。
でも先生からすかさず「落武者みたいになるから!」と。
はい、本当に落武者みたいになりました!
最終的にはセンター分けみたいに前髪にふた房残って。
かなり抜けた段階で、バリカンを使って自分で坊主にしちゃう人もいるようです。
たしかにちょろちょろ残っているよりもスッキリしますからね。
通院で投薬できる
抗がん剤は飲み薬のものもあるようですが、基本は点滴です。
点滴はゆっくり身体に入れていくため、注射とちがって時間がかかります。
副作用もすぐ出ると思っていたので、短期入院して投薬すると想像していました。
入院したのはアレルギーが出ないかチェックするためのさいしょの入院だけ。
残りの3回は半日がかりの通院でした。
- 看護師さんとの面談
- 婦人科の先生の診察
- 化学療法室での投薬
はじめは入院の方が、副作用が出たら対処してもらえるから安心だと思っていました。
でも実際に経験してみて、家の方がリラックスして過ごせると感じました。
元気な日もある
投薬中はずっと体調が悪くて、外出なんて絶対ムリだと想像していました。
でも実際は買い物にも自分で行けましたし、友達とランチもできました!
ずっと寝てないとツライなんてことはなく、元気な日もあったのは本当に嬉しかったです。
抗がん剤と聞くと悲観的になってどこにも行けない気持ちになるかもしれません。
でもクールが進むたびに副作用が出るタイミングもつかめて、元気に過ごせる日もちゃんとありますよ。
まとめ 【抗がん剤】想像とちがったアレコレ
入院や手術なら経験することもありますが、抗がん剤はあまり機会がないですよね。
私自身も、1年半ほど経つと当時のことを忘れつつあります。
抗がん剤を受ける前や体験した後のことを思い出すと、「大変だった」以外のことも浮かんできます。
意外と元気だったこと、通院治療は予想よりも安心できたこと。
書いているうちに、再発しても大丈夫そうだなと思えるようになりました。
これから抗がん剤治療を始める人の不安も減らせたら嬉しいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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