食べられるものがわからない
みんな何を食べて乗り越えてるの?
抗がん剤治療をしていると副作用が次々と出ます。
私が治療中に苦しかったのは味覚障害でした。
抗がん剤治療中の味覚障害でも食べられたものを紹介します。
味覚障害で悩んでいる方の食べられるものが見つかるようにと願っています。
- 抗がん剤の影響で味覚障害が出ている人
- 食べられそうなものが浮かばず途方にくれている人
- 食べることがつらくなってしまった人
私が使用した薬と味覚障害の出方
抗がん剤治療と言っても使うお薬の種類で副作用が変わることも。
まずは私の治療内容を書いていきます。
お薬や副作用の出方が同じ場合は参考にしてください。
ちがっていても食べられるものを探すヒントとなるように書いていきますね。
使用した薬
- DC療法:ドセタキセルとカルボプラチン
- 3週間に1回
- 4クール
境界悪性卵巣腫瘍だったので、卵巣にはTC療法(パクリタキセルとカルボプラチン)が一般的です。
しかし私は術後に手足のしびれが出てしまいました。
パクリタキセルはしびれの出やすいお薬。
症状が悪化する可能性があるため、お医者さんの判断でドセタキセルになりました。
味覚障害の出方
- 甘さは平気
- タンパク質が金属の味
- 砂利を食べている感覚
- 飲み物は炭酸のようなシュワシュワ感
味覚障害がピークのときはタンパク質がほとんどアウトでした。
一切受け付けないのは4日間くらい。
3クール目からは「食べられればOK」と思うようにしました。
食べられた食材やメニュー
実際に口にできたものをあげていきます。
アレルギー、薬との食べ合わせはお医者さんや薬剤師さんへ確認してくださいね!
トマト
洗うだけで食べられます。
そして酸味が食べやすい!
ちなみにカップスープのトマト味も大丈夫でした。
じゃがいも
じゃがいもで生きていたといっても間違いないです。
ポタージュ、フライドポテト、ふかし芋、バターで焼いたじゃがいも。
さつまいもや里芋はダメ、じゃがいもが正義でした。
※子供も口にするから安心と思ったアンパンマンポテトは食感NGでした。
キウイ
ふだんは果物をあまり食べないんです。
でも抗がん剤の時期は、とにかくキウイ!
切って皮付きのまま冷凍→食べるときに水でぬらせば皮がペロンと取れます。
凍らせたキウイはとっても冷たいのでシャーベット感覚で食べられますよ。
梅干し
治療が夏だったせいか、梅干しもよく食べました。
酸っぱい梅干しを好んで口にしていましたね。
容器から出して口に入れるだけの手軽さが嬉しかったです。
食欲があるときはうどんやお茶漬け、酢飯にどんどん入れていました。
たこ焼き
ガツンとしたもので食べられたのはたこ焼きでした。
正確には食べられたのはマヨネーズとソースのついた生地。
タコは砂利っぽさを感じてぜんぶ旦那へあげていました。
酢飯
甘酸っぱさに助けられました。
調子がよいときはゴマや海苔、青じそ、梅干しなどアレンジが簡単です。
お茶碗1杯から作れるレシピがとっても使い勝手よかったです!
ピラフ
冷凍のエビピラフをエビなしで。
食べる量を調節できるのがありがたいポイントでした。
それに多少でも野菜を取っていると思えて気持ちが楽になれました。
ミルクティー、カルピス
甘くてトロっとした飲み物を口にしていました。
ミルクティーとカルピスはかなり甘いおかげで飲めました。
副作用がひどくなると炭酸っぽくなるのは注意点です。
白くまアイスバー
ファミリーマートで売っていた「フルーツたっぷりしろくまバー」
練乳の甘みとフルーツの酸っぱさが食べやすかったです。
ラクトアイスだったのもさっぱり食べられた理由かもしれません。
栄養価の高い「アイスクリーム」は、副作用の強い時期は胸やけしていました。
マヨネーズ
最後の砦です。
副作用がひどくてどうしようもないとき、マヨネーズだけ舐めていました
原料が卵と油と酢なので、カロリーもタンパク質も取れる万能食材。
マヨネーズに足向けて寝られません。
食べられそうな食材の探し方
今回紹介した食材は、あくまで私が食べられたものです。
でも副作用やアレルギーはひとりひとりちがいますよね。
食べられるものを探す方法を紹介します。
レシピ本を見る
術後のレシピ集には抗がん剤治療でも食べやすい料理が載っています。
化学療法と書いてあることも。
食べたいなと思えたものを試してみるとよいでしょう。
抗がん剤治療のときも料理をするのが自分という場合は、卵巣の手術後に対応したレシピが便利です。
- 作る手順がタイムテーブルになっている
- 献立が載っている
料理をするハードルを下げてくれる一冊です。
病院から冊子をもらう
病院には化学療法の副作用についての冊子が置いてあります。
最初の投薬を終えて退院するときに、栄養士さんから渡されました。
抗がん剤治療で起こる副作用の種類や、副作用に合わせたレシピが載っている冊子です。
持っていない場合は看護師さんに聞いてみましょう。
栄養相談を利用する
通院時間や通院回数が増えてしまいますが、プロに相談できるので安心です。
私はがんケア担当の看護師さんに相談していました。
診察の待ち時間に話ができたので助かりました。
困っているなら担当の先生に聞いてみると、手配してくれる場合がありますよ。
「つわり」でネット検索
「抗がん剤 味覚障害 レシピ」で調べると出てきます。
ただし、患者さんや家族への食事という目線が多くて困りました。
一番役に立った調べ方は「つわり 食べられるもの」
- つわりと副作用の症状が似ている
- すぐに食べられるものを紹介している
- 情報が多い
妊娠について調べるのツライ…という気持ち、よくわかります。
でも「その料理を誰が作るんだよー!」という情報よりよっぽど役に立ちました。
ママさんたちのネットワークは素晴らしいですよ。
まとめ 抗がん剤の味覚障害が出ても食べられたもの
食べられた食材
- トマト
- じゃがいも
- キウイ
- 梅干し
- たこやき
- 酢飯
- ピラフ
- ミルクティー、カルピス
- 白くまアイスバー
- マヨネーズ
食べられそうな食材の探し方
- レシピ本を見る
- 病院から冊子をもらう
- 栄養相談を利用する
- 「つわり」で調べる
治療中に試した食材を紹介しました。
食べられそうなものを自分で探せる方法もあわせて書いています。
体調と相談しながら試していってくださいね。
少しでも「何か食べたい、食べられそう」と思ってもらえたら幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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