抗がん剤治療をすると決まっても、投薬まで時間がありますよね。
治療が始まると、カラダや気持ちの変化から動けない日が増えてしまいます。
私は治療しているとき「やっておけばよかったー!」と思うことばかりでした。
読んでいるあなたは後悔なく安心して治療ができるように、治療が始まる前にやっておくとよいことを紹介していきますね!
- 近いうちに抗がん剤を始める人
- 何をしておけばいいか迷っている人
- アレをやっておけば…と後悔したくない人
髪を切る
いまミディアムくらいの長さがあるなら、髪を切っておきましょう。
どーしてもロングヘアがいい!!という希望がなければ、切っておくと楽になりますよ!
私は手術→抗がん剤だったので、手術の前にショートヘアにしていました。
- 脱毛の副作用が出ることが多い
- 抜けるときの掃除の負担が減る
- 髪が抜けるショックが減る
抗がん剤の種類にもよりますが、脱毛は副作用の鉄板です。
女性にとって髪が抜けるショックは大きいので、脱毛が起こる場合は説明があると思いますよ。
とくに説明がなくても、抜けるのか確認しておきましょうね。
最初の投薬からだいたい10日〜2週間ほどで、ゴッソリ髪が抜けていきます。
脱毛の副作用が起こると、想像以上のスピードで髪が抜けます。
私は抜け始めたなと思ってから2週間ほどで、ウィッグなしでは外出できないほどになりました。
とくに掃除が大変だったのがコチラ。
- シャンプー
- ドライヤー
- 寝起き
長さの分だけ排水溝はすぐ詰まるし、コロコロのシートはすぐ真っ黒になってしまいます。
髪を30㎝→5㎝に短くすれば、掃除する量が1/6に減らせますよ!
脱毛が本格的に始まると、シャンプーをすすぐたび束になって抜けていきます。
髪が長いと抜けた量が多く見えて精神的にキツくなりやすいです。(まるでホラー映画!)
あらかじめ短くしておくとショックがやわらぎますよ。
歯医者に行く
私がイチバン後悔したのが歯医者でした。
ネットでもオススメされていますし、先生によっては指示があるようです。
でも私はいままで虫歯も口内炎もほとんどなく大丈夫だろうと判断し、診察せずに投薬を始めてしまいました。
- 治療中は虫歯・口内炎が増える
- 口の中が痛いときの対処法を聞ける
抗がん剤治療をすると免疫力がガクッと下がります。
この影響で、口の中の菌が悪さをしやすくなってしまいます。
虫歯・口内炎が増えたり、悪化してひどくなる可能性があります。
投薬する前に口の環境をととのえておきましょう。
虫歯・口内炎までいかなくても、口の中全体が炎症することもあります。
どうしたら治るのかわからずとっても困りました。
担当の先生や薬剤師さんに副作用の相談はできますが、口の中は専門外。
歯医者さんになら、痛くなったときの歯みがきの方法や元気なうちにやっておけることを聞くことができますよ!
好きなものを食べておく
副作用のない日もあるので、制限なく食べられる日ももちろんあります。
でもカラダはふだんとちがう状態。
治療前なら万全の体調でおいしく楽しめますよ!
- 味覚障害の副作用がある
- 生ものNG
薬の種類によりますが、副作用で味覚障害が出ることもあります。
しかも味覚障害は人によって出方が全然ちがうんです。
副作用が出てみないと、食べられないモノがわからないのが難しいところ。
どの食材に副作用が出ても後悔のないように、大好きな料理は食べておきましょう!
抗がん剤治療では免疫力が下がるので、感染症にかかりやすくなります。
白血球の数値や先生の考え方にもよりますが、生ものNGと言われることも。
- 生卵
- 刺身、寿司
- 生野菜、果物、フレッシュジュース
短くても3ヶ月ほど食べられなくなるおそれがあります。
始まる前に食べておくことで、治療中もグッとガマンできますよ。
会いたい人に会っておく
親戚や友達など、会いたい人には会っておきましょう。
今は遠方だと難しい状況なのがツライですけど…。
- 会える日が限られる
- ウィッグだと人の目が気になる
- 食べられるものが限られる
副作用で体調が悪いと外出は難しいですよね。
そもそも白血球の数値が低い間は、先生から人混みNGの指示が出ます。
私は「投薬日を1日目として21日間が1クール」。
自由に動けたのは15日~21日目、つまり次クールの投薬前1週間だけでした。
医療用ウィッグはとても自然なので、自分で思っているより気づかれませんよ。
でもやっぱり外出中はソワソワしてしまいました。
楽しく話しているうちにウィッグがズレることもあり、別れたあとビックリしたことも!
治療前ならウィッグのことを気にせずに、話したり笑ったりできますよ。
味覚障害や生ものNGのドクターストップの影響で、食べられるものが限られます。
ダメな料理をつたえられる間柄だとしても、行けるお店が狭くなるのはさみしいですよね。
それに、毎回こちらの事情でお店をえらぶことに気が引けてしまうときもありました。
まとめ 【抗がん剤】治療を始める前にやっておくと後悔しないこと
- 髪を切る
- 歯医者に行く
- 好きなものを食べておく
- 会いたい人に会っておく
副作用のことや治療の効果など、不安な気持ちが大きいと思います。
でも抗がん剤治療は始まるまでに時間があります。
その時間を準備にあてておくと、投薬が始まってからの後悔を減らせますよ。
あなたが少しでも快適に、前向きに、治療にのぞめるように願っています!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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