子どもがいないからこそ会いにくい。
断る?会う?どうすればいいか悩みますよね
ママになった友達との関係で感じたことや、子なし主婦の私が実際にどうしているのかを書いていきます。
- ママになった友達に会うのがツライ
- 連絡が来るだけで苦しい
- 友達は大事にしないと!と思っている
子なし主婦とママとのちがい
自分の生活しか知らなくて想像できないから、モヤモヤしてしまうことがあるかもしれません。
まずは子なし主婦とママとはどこがちがうのか考えてみましょう。
優先する対象
ママになると子どもが最優先になります。
ひとりでは生きていけない存在なのだから当たり前です。
子なし主婦の場合、優先する対象はさまざま。
家族、仕事、ペット、趣味…その人ごとに変わります。
時間の使い方
子どもが手を離れるまでは、時間の配分先は子どもです。
育児と家事に使う時間が多くなります。
小学校に入っても宿題チェックをしている話を聞くと、私が子どもの頃よりも親の負担は増えているように感じています。
子なし主婦は仕事をしているかどうかで変わってきます。
でも大人ふたりが暮らしていくだけなら、家事が手抜きでも問題はありません。
その分、ふたりの時間やそれぞれの自由時間にできます。
金銭感覚
金銭感覚はママ、子なし主婦というよりも、家庭によって大きくちがいます。
ママ同士、子なし主婦同士でも合わないことだってもちろんありますからね。
子育てしているときの家計状況だけを切り取って見ると、子どもがいる分だけ出費は増える傾向があります。
旦那さんへの態度
子どもがいると、時間がなかったり考え方のちがいから旦那さんへの不満を口にする人が多いです。
ママは家事に育児に一生懸命ですからね。
頑張っているからこそ、旦那さんの態度にイラッとしてしまうのかもしれません。
子どもがいない夫婦はお互いのことだけ考えればよいので、仲が良いことが多いです。(個人的な感覚ですよ)
旦那さんに多少のミスがあっても「も〜仕方ないなぁ」で済ませられます。
ふたりだけで生活しているので、よく会話もしています。
なぜ会うのがツラくなるのか
子なし主婦とママとのちがいはわかりました。
でもわかっていてもツライこともありますよね。
会うのがツライ理由を言葉にしてみると、気持ちがずいぶん楽になりますよ。
劣等感をいだくから
子どもは宝、昔からそう言われていますよね。
少子化になってますます、子どもがいる人は素晴らしい!正義!という空気が広がっています。
あとは「子どもがいてこそ一人前」とか、育児は育自という言葉も刺さりますね。
もちろん、妊娠出産は奇跡ですし、子育てがとっても大変なことはわかっています。
だからこそ、その経験がない=自分は劣っていると感じてしまうのです。
子どもについて聞かれるから
結婚して何年も経っているのに子どもがいないなら、いない理由があるのです。
- 身体的
- 金銭的
- 心理的
- 産まない選択
会うたびに「子どもはまだ?」「どうするの?」と聞かれても困りますよね。
ちゃんと考えていたり、事情があるのならなおさらです。
妊娠報告がこわいから
妊娠報告だけなら平気なんです、よかったねってお祝いします。
でも謙遜なのか「まだほしくなかった」とか「次もまた同じ性別でショック」とか、そういう言葉がプラスされることも。
妊娠できること自体が奇跡なんだよって言いたくなります。
話が合わないから
大人だけで暮らしている人と、小さな命と日々向き合っている人では、見ている世界がちがいます。
話す内容がズレてしまうのは仕方のないことです。
でも女性は「わかるわかるー!」って話したい生き物。
何も共感できない会話が続くと楽しめないですよね。
ツライなら距離を置いてもいい
友達だからとツライのに会い続けてしまうと、どんどん苦しくなってしまいます。
大人になったのです、それぞれの人生を歩いているのです。
距離を置くという選択肢を考えてみませんか?
自分の心を守ることは必要
今回は子どもの有無での苦しさで話していますが、大人になると傷つくポイントは人それぞれです。
結婚、出産、出世、自分の親との仲、住んでいる場所。
学生時代のように「みんないっしょ」はもう難しいのです。
自分の心を守るために、一時的に距離を置くのは悪いことではありません。
会っても楽しくないという気持ちは、相手にも伝わってしまいますからね。
楽しいと思えなくなってしまったのなら、いったん距離を置いて。
また友達として楽しく話せそうなら会えばよいのです。
距離を置くときの注意
距離を置こうと決めたときに、気をつけなくてはいけないことがあります。
状況が変わったらまた会えるように、こちらも気遣いが必要です。
角の立たない断り方をする
「会いたくない」という言葉は強烈です。
そのまま口にしたら誤解を生んでしまうので、今は状況的に会えないという断り方をしましょう。
- 仕事が残業続きで忙しい
- (義)両親の手伝いがある
- 資格の勉強で時間がない
子どもを見るのがツライという理由は、避けるようにしています。
友達にとっての大事な大事な存在を傷つけることになるから。
もし自分がママになれていたときにそう断られたら、きっとツライですもん。
お祝いの言葉はつたえる
会っていなくても連絡ができる時代。
妊娠・出産の報告が届くこともありますよね。
報告があったら、すぐにお祝いの言葉を返しましょう。
子どもができたこと、無事に生まれたことはおめでたいことですからね。
落ち着いてから…とするとどんどん返しにくくなるので、その日のうちにお祝いメッセージを送るようにしています。
出産報告って赤ちゃんの写真もついていて、見るのツライですよね。
しかも偶然だけど、もともと落ち込んでいるタイミングに届くことが多い気がします。
でも、子どもが大きくなったら会いたい友達なら、メッセージだけは送っておきましょう。
無視されたと感じて、会いたいと思われなくなってしまいますからね。
個別に連絡がきたら1ヶ月以内に贈るようにしています。
SNSで見たりグループラインに来た場合は、直接会う機会があるときに渡すようになりました。
出産祝いのプレゼントについては友達との親しさで決めてよいと思います。
ママになっても会える友達もいる
ママになった友達みんなと会うのが苦しくなったわけではありません。
ママになっても会える友達だってもちろんいます。
今でも会えている友達の共通点を考えてみました。
子ども以外の話題がある
子どもの写真や動画を見るのも楽しいし、友達の子どもとふれあうことも楽しいです。
でもずーっと子どもの話、育児に関係した話ばかりだと難しい。
わからないことばかりなので想像力を発揮して「大変だね」と言うけれど、たぶん彼女たちの求めているような共感はできません。
子ども以外の話題は別に何でもいいんです。
- 最近見たテレビの話題
- 仕事や勉強していること
- 美味しかったコンビニスイーツ
- 新しく始めた趣味
今も会えている友達は、こうした子どもの話以外の話題も自然とできます。
お互いの事情を話せる
子なしの理由や身体的・金銭的な事情などですね。
全部細かく話さなくても、伝えるだけで会いやすくなります。
逆にママ側の事情を伝えてくれるのも助かりますよね。
グチとか自慢じゃなくて、相手の事情をただ「事実」として聞ける間柄が大切だなぁと感じています。
相手の事情には何かしら理由があるのは、もう大人ですから聞かなくてもわかりますしね。
私の場合は手術・抗がん剤について。
事情を話せる友達は、深く聞いてこない・アドバイスや励ましをしない子が多いのでありがたいです。
複数じゃなく個別で会える
ママが多くなれば自然と情報交換になってしまいます。
グループで仲がよかった子たちは、会いにくいのが正直なところです。
今も続いているのは1対1で会える子です。
1対1なら子ども以外の話題にもなりやすいので、楽しく過ごせます。
その場合は前向きに「久しぶりにふたりでゆっくり話したい」と言ってみましょう。
どうしても相手が子どもを預けられないなら、タイミングが合わない時期だと考えて別の機会にした方がお互いのためによいです。
まとめ ママなった友達と会いにくいとき
- 距離を置くのは悪いことじゃない
- 自分の心を守るのは必要
- 角が立たない断り方をする
- 妊娠・出産のお祝いは伝える
- ママになっても会える友達もいる
結婚・出産で女性の関係は大きく変わってしまいます。
おしゃべりが好きで共感を求める女性同士なので、立場がちがうとかみ合わなくなるのは仕方のないことです。
でも仲良くしていた思い出があると、会いたくないと思う自分がヒドイ気がしてしまいます。
距離を置くのは友達をキライにならないため。
自分の心を守るため。
だから罪悪感を持たないでくださいね。
子なし人生の先輩は、子どもの手が離れたらまた楽しく集まれると話しています。
子産み族と子ナシ族の、歩み寄り。それは「子供がいようといまいと、大人になるというのは相当、大変なことですよね」という事実を知ったから可能だったのでしょう。友人達がそれぞれ背負うものの重さがわかるから、再び集まって、互いを支えるようになる。
三十代の女性と話していると、「子供を産んだ友達と疎遠になって寂しい」という話を聞くことがあります。が、
「それは今だけのこと。あと少し待てばまた、友情は復活するから安心して」
引用 「子の無い人生」 酒井順子
今は少し寂しいけれど、自分を見つめる時間にしていきましょう。
子どもがいないことに卑屈にならず、ママになった友達とまた笑い合えるように。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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