先日、10年ぶりに歯医者さんに行ってきたお話を記事にしました。
そこで歯の食いしばりや歯ぎしりによる歯の削れを指摘され、マウスピースを作ることに。
使用してみて1週間たったので、使用感やお手入れ、困ったことについて紹介していきます。
- 朝起きるとアゴが重い人
- 歯が削れている人
- 歯ぎしりを指摘されたことのある人
- 歯がしみる人
マウスピースをはめる理由
画像は私が作ってもらったマウスピースです。
寝ているときに着けるものなので、ナイトガードとも呼ばれています。
マウスピースにはハードとソフトがあります。(コンタクトレンズみたいですね)
ハード | ソフト | |
材質 | レジン (プラスチック) |
ビニール樹脂 |
違和感 | 多い | 少ない |
効果 | 高い | 低い |
調整 | 可能 | 難しい |
注意点 | 乾燥に弱い (水にひたす) |
破れやすい |
私のものはレジンと呼ばれるプラスチックでできたハードタイプ。
違和感の少ないソフトからスタートする場合が多いですが、私はすでに歯が削れていたので効果の高いハードタイプになりました。
そもそも、なぜマウスピースを着ける必要があるのでしょうか。
- 食いしばりによる圧力を減らす
- 歯が削れないよう保護する
- 歯の詰め物が取れるリスクを減らす
本来、リラックスしているときに上下の歯は当たりません。
- 噛み合わせ
- 生活習慣
- ストレス
上記が原因となって、食いしばりや歯ぎしりにつながります。
悪化すると歯同士で歯を削ってしまうため、保護する必要があるのです。
ちなみにマウスピースはあくまで保護。
マウスピースで食いしばりや歯ぎしりは治りません。
そもそもの原因を取り除く必要があります。
マウスピースの値段
保険適用で5,000円ほど。
ハードでもソフトでも変わりません。
ケースは病院で100円でいっしょに購入しました。
清潔なタッパーなどに保管してもよいそうです。
注意点として、保険適用で作れるのは半年ごとです。
作って半年以内に作り直す場合は自費(約18,000円ほど)かかります。
マウスピースをしてよかったこと
食いしばりや歯ぎしり防止のマウスピース。
実際に着けてみてよかった点を書いていきます。
- アゴが軽い
- エラの張りが減る
- 日中の食いしばりも減る
アゴが軽い
初めて着けた翌朝からアゴが軽いと感じました。
どれだけ力こめて寝ていたんでしょうね。
- 気持ちが明るくなる
- 朝ご飯が食べやすい
- 口が開けやすい
重くてだるかったアゴまわりがスッキリ!
朝ご飯も食べやすいし、話すために口を動かすのも楽になりました。
エラの張りが減る
もともとアゴが小さくエラはありませんでした。(丸顔ですけどね!)
しかし30歳をすぎてから、頬のあたりが広がりエラが張るように。
マウスピースを着けて数日たった朝、鏡を見るといつもより小顔!
エラの張りが減ってスッキリしていました。
日中の食いしばりも減る
1週間着けていたら、日中でも食いしばりをする機会が減りました。
アゴの重たい感覚を「疲れる」と意識できるようになったからです。
今もブログをパソコンで書いていますが、歯同士はくっついていません。
寝ている時間は長いので、クセを改善すると効果が高いです!
マウスピースで困ったこと
起きたときのアゴまわりが改善したマウスピース。
ですが困ったこともありました。
- 寝不足
- 寝ているとき口呼吸
- 起きたときの口臭
寝不足
口の中にはめているのが慣れず、夜中に何度も起きてしまいました。
痛みや圧迫感はないので、慣れるまでの辛抱だと思っています。
1週間たって、朝まで起きずに寝られるようになりました。(まだ熟睡とは言いにくいです)
痛みや吐き気があったりどうしても眠れない場合は、作った歯医者さんへすぐに連絡しましょう。
寝ているとき口呼吸
マウスピースは上の歯にピタッとくっつけて使います。
歯に異物が入っているため、口が開きやすくなりました。
寝ている間に口呼吸になり、朝起きると口がカラカラのことも。
口呼吸は虫歯によくないので改善したいのですが、寝ている間なので治せていません。
起きているときの鼻呼吸や水分を多めに摂ることで対策しています。
起きたときの口臭
マウスピースを外すと上の歯にはネバっとした唾液がついています。
寝ている間の唾液がマウスピースの中にたまってしまうんですね。
そして上の歯以外は口呼吸でカラカラ。
起きたときの口臭が強くなったように感じます。
- しっかりハミガキ→マウスピース
- 起きたらすぐに外す
- 外した直後に水を飲む
対策の効果なのか、気になるのは起きた瞬間だけで済んでいます。
マウスピースのお手入れ
基本は、水で流して汚れは歯ブラシでこすればOKです。
ハミガキ粉には研磨剤が入っていることが多いので、使わないようにしましょう。
汚れが気になるときは、以下のものを使って洗えます。
- 入れ歯洗浄液
- ハイター
- 食器用洗剤(中性洗剤)
入れ歯洗浄液は部分用でも総入れ歯用でも、どちらでもOK!
また、歯医者さんでは試供品で入れ歯洗浄シートを渡されました。
災害時など水が使えなくてもキレイにできるので便利です。
口の中に入れるものなので、食器と同じように考えてお手入れすれば問題ないとのことでした。
マウスピースの取扱の注意点
マウスピースは口の中に入れるもの。
歯医者さんからの指示を守って扱いましょう。
- 熱
- 乾燥
- 砂糖の入った飲み物
- 水以外の飲み物
熱
マウスピースは熱にとても弱いです。
変形して使えなくなってしまうので、熱くなる場所からは遠ざけるようにしましょう。
- 日差しの強い場所
- 暖房器具の近く
乾燥
乾燥にも注意が必要です。
とくにハードタイプの乾燥は絶対にNGのため、水にひたしておくとよいそうです。
ソフトタイプの場合は水にひたすのはダメです!
変形の理由になってしまいます。
水洗いして風通しのよい場所に保管しておきましょう。
砂糖の入った飲み物
マウスピースを着けていると、きちんとハミガキをしていても虫歯になりやすいです。
砂糖の入った飲み物を飲むと、歯とマウスピースの間に飲み物が残ってしまいます。
砂糖は虫歯にとってのゴハン!
虫歯をふせぐために、マウスピースを着けながらジュースを飲むのはやめましょう。
水以外の飲み物
作りたてのマウスピースはキレイな透明です。
しかしお茶やコーヒーなど色のついた飲み物を飲むと、マウスピースが変色してしまいます。
色がかわってもそのまま使えますが、なんとなくイヤですよね。
マウスピースをはめてから飲むのは水だけにしておきましょう!
まとめ マウスピースの感想
- アゴが軽い!
- エラ張りが減って小顔に
- 慣れるまで寝不足・口呼吸・口臭
寝ている間の食いしばりがひどいので着け始めたマウスピース。
アゴの重さはずいぶん軽くなりました。
1週間ではまだ違和感はありますが、朝まで寝られるように。
日中の食いしばりまで減ったのは嬉しかったですね!
アゴがなんだか重い、圧がかかって歯が痛いという方。
マウスピースでかなり楽になりますよ!
市販品もあるようですが、口の中に入れて使うものなので歯医者さんでしっかり作ってもらうのをオススメします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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